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ガソリンタンクの水抜きはしないとダメなのか?効果と用途を解説!

2018/08/31

カーディーラーに寄った際、あるいは、ガソリンスタンドに寄った際に、ガソスタのお店の人に「ガソリンタンクの水抜きしませんか?」と声を掛けられて水抜き剤を勧められることがあると思います。

 

その際に「ガソリンタンクに水が蓄積されていますよ!」といわれたりするでしょうが、実のところどうであるか気になっている人はほとんどだと思います。

 

免許とりたてのの初心者の方はガソリンタンクの水抜きって?っていう方もいらっしゃるかもしれませんので、水抜き剤の説明とタンクに何故、水が混ざってしまうのかを解説します。

 

水抜き剤はどんな役目をするか

水抜き剤はアルコールを主要な成分としています。厳密に言えばイソプロピルアルコールというものが入っています。アルコールってやつは、水や油にも混ざる(水を溶かし込む作用)性質を持っています。

 

ガソリンタンクの中で水とガソリンは混ざらないので2つの層になっていますから、水抜き剤で混ざり合うように、ガソリンと水が一体化しやすい状況をつくって、水分と結びついたガソリンがエンジン内に入った時の爆発で水と一緒に燃焼します。

 

当然水は燃えないので、ガス欠のような症状が瞬間的に出てギクシャクすることになります。

 

こうすることでタンクに混入した水をエンジンに送って燃やしてしまうのが水抜き剤の役目であり、水が入っていた場合には効果が期待できる。ちなみに水はガソリンのと比べて重いことから、水が下層(タンクの底)、ガソリンが上層に溜まっている状態になっています。

 

なぜガソリンタンクに水が溜まるのか?

タンク内に水分どうして混ざってしまうのかといいますと、日常生活でよく経験する結露が挙げられます。タンク内の空気に存在する水気がタンク内側で結露するのが主な原因として挙げられます。

 

タンク内が常に燃料で満たされていれば大丈夫ですが、ある程度燃料を消費すればその分、空間ができてしまいます。ガソリン満タンじゃない時には、ガソリンタンクの上の方は空洞になるので空気がどうしても侵入してしまいます。

 

この空気中にある水分が外気との温度差で結露して、タンク内に蓄積されていくというわけです。その空間に湿気が含まれていると、外気温の低下などでタンク内の空気が冷やされた場合に、飽和して余った蒸気分が水滴となってタンクの壁面に付くようになると考えられます。

 

また、粗悪な燃料もしくは設備からも水が混入する可能性があるようです。

 

そういった背景から、ずっとガソリンを満タン給油状態に近くしている自動車であればあるほど、水が溜まりにくくなります。

 

ガソリンはあまり入れないほうが車体が軽くなって、ガソリンの節約になり、燃費が良くなりますが、水が溜まりやすくなるというデメリットがあるのです。タンクに水分が蓄積されると、金属製タンクだと(現在では樹脂製も登場しました)、サビの発生が悪影響を及ぼすケースがあります。

 

結露以外の原因でガソリンタンク内に水が入る理由

結露以外のパターンで、タンク内に水が入るケースとしては、

 

  • 雨が降っている状態で屋根無しのガソスタで給油を行なった。
  • 自宅などで保管しているガソリンを使って給油した。

 

このような状況が考えられるでしょう。

 

ガソリンタンク内に水が溜まるとどのようなトラブルが考えられるか?

水が車に及ぼす影響については、これから書く3つを挙げることができます。

 

  1. ガソリンタンク内にサビができて腐食する恐れがある。
  2. 水がエンジンに悪さをする恐れがある。
  3. 外気がマイナスになったら、タンク内で水が凍ってしまう恐れがある。

 

1.に関しましては、まず心配ないでしょう。相当の量の水が入っていたら考えられるかもしてませんが、腐食して錆び付く事はあっても、タンクに亀裂が入ったり、穴が空いたりという事例は私の知る限りありません。

 

2.に関しましては、相当な水が入っていない限り、エンジンやエンジン関係の部品に悪影響は発生しないでしょう。

 

それとは反対に僅かな量の水が入っていた方が良いという統計も見受けられますので、気にする必用はなさそうです。

 

3.に関しましては、実際にあるようで、雪国の人はそういうこともあるということを頭に入れておいてください。タンク内で水が凍ってしまうとガソリンをエンジンに上手く供給できなくなる危険性があります。

 

結論を言いますと、日本の暖かい地域に住んでいる方は、車の水抜き剤を使用することは必要ないかもしれません。

 

バイクの場合は顕著なので、長期間保管するなら満タンにしたりとか管理に注意してください。

 

ただし、クルマの場合バイクほど外気にタンクがさらされていないのと、ガソリンの蒸気を大気に放出しないような処置が考慮されている為か、著しく水が発生することはなさそうです。

 

水が溜まると、水は燃料より比重が重いのでタンクの底に沈殿し、走行中の揺れで深海生物のように底をさまよっています。

 

ひどくなると希に揺れが強くなると、ドレッシングを振った時のように浮き上がったりしますが、この時に燃料ポンプで吸い上げられるとエンジンまで送られてしまいます。

 

氷点下になるような地域に住んでいる方は、時々水抜きをする方が車にとっていいと言えそうです。

 

水抜き剤は、誰でもお店で買うことができます。安い物で数百円から販売されているので、やろうと思えば気軽にできますね。

 

使用方法も給油口から水抜き剤を入れるだけなので、車に詳しくなくても簡単にできます。使用時の注意点としては、ガソリンを満タンの状態で入れるということですので、ガソリンの少ない状態で使用しないようにしましょう。

 

また、ガソリンの添加剤というガソリン燃焼のパフォーマンスを向上させることができる商品がありますが、添加剤と水抜き剤を併用する場合は説明書や会社に問合わせて確認してください。

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